医療用弾性ストッキングが優れている点その1
■医療用弾性ストッキングをおすすめする、5つの理由とは
ではなぜ「医療用弾性ストッキング」なのか。
なぜ市販のストッキングでは効果が期待できないのか。
その点について一緒に見ていきましょう。
●医療用弾性ストッキングが優れている点その1――圧迫力が強い！
むくみは血液中の「水分」が、血管から外に染み出てしまうことで起こります。静脈の流れがゆっくりだったり、長時間立ちっぱなしや座りっぱなしだったりするせいで、心臓へ戻ろうとする血流の勢いが弱いと、血液に含まれている水分が血管から脂肪の方へ染み出してしまうのです。その結果、足は膨張し、辛い〝重だるさ〟に悩まされるようになります。
この状況を改善するために、外側から足を圧迫して静脈を細くし、血流のスピードが上げるのが着圧ソックス（弾性ストッキング）の原理。庭の水撒きをちょっと思い浮かべてみてください。その時あなたは、ホースの口を指で細くして、水の勢いをつけますよね。いうなれば着圧ソックスもそれと同じこと。外からぎゅっと締め付けて、血流の勢いを上げているわけです。
ですが、いかがでしょう。
ホースと足の血管は、やっぱり違う点もあります。それはホースなら簡単に指で押さえつけることができますが、静脈の血管は周囲が厚い脂肪で囲まれているということ。それゆえ、ちょっと圧迫をかけたぐらいでは、クッション代わりの脂肪がちょっとへこむだけで、静脈にまでしっかりその圧が届かないのです。
手軽に購入できる市販の着圧ソックスは、そういった意味でちょっと頼りない。市販品の圧迫力は15mmHgから20mmHgぐらいなのですが、その程度の力では足の静脈をしっかり絞りきれず、単に表面の皮膚や脂肪が締め付けられるだけになってしまいます。あなたが市販品の着圧ソックスの効果に不満があるのは、まさにこれが原因だったのです。
一方で、医療用弾性ソックスはかなり強力。
例えば「ベノサン7000」という医療用弾性ストッキングがありますが、圧迫力は32mmHg、市販の着圧ソックスのおよそ倍。これだけ強い力がかかっていれば、あなたの足の静脈はしっかりと絞り上げられます。
大雨の後の激流の川をイメージしてみてください。そこでは重たい泥や大木など、ありとあらゆる〝不純物〟がどんどん流されています。
まさに医療用弾性ストッキングはこのような激流をあなたの足の内部に起こし、しっかりと代謝を促してむくみを解消します。
そしてあなたは、夜空に輝く三日月のように細くて美しい本来の足を手に入れられるのです。
